これからは、すべてテキストで、なおかつ長文です

しかも、話の流れは最初から・・です。(;´ρ`)


1 順調な滑り出し

ウチの車は6発です。
しかも、重量配分のためか、後ろ2発はワイパー根本よりも奥。
ワイパー取り付け部分のパネルを外すところからはじめました。
これはトルクスのT30、国産では必要のないドライバですが、これが固い。
プラハンマーでショックを与え、なんとか取り外し。
こういうネジも、部品から外れないような設計(下に落ちない)になっているところが流石でございます。

そして、エンジンカバーの取り外し。
これは10ミリソケットで外しまして、難なくクリア

次にダイレクトイグニッションコイルの取り外し。
10ミリのネジを外すと、内蔵されたバネで「ボヨヨ〜ン」と勝手に外れます。
ネジが異常に長かったことを除けばクリア。

そして、プラグの脱着。
1番(バンパー側)は、手元のT字レンチであっけなく外れました。
ネジ部もきれいなもので、ディーラーで交換後2万キロとは思えないきれいさでした。
サクっと河童施工して、クリア。
次に2番・・・・・2番・・・・・・2番ん〜〜〜〜〜〜ぅ・・・外れません_| ̄|○


2 怪しげな雲行き

体力には自信はありません、ですが、虚弱でもないと思うのですが、外れません。

とにかく力一杯、2番だけでなく、3,4,5,6・・と1番以外が外れません。
そうして格闘すること30分。

〜〜〜〜あきらめてルウブさんへヘルプ(;´ρ`)〜〜〜〜〜

    まぁ、そういう固着もよくあることで、しかしディーラーで外して貰うのがベターかも

との回答。
ウチの車は、名鉄オート小牧営業所生まれ。
でも、ディーラーの系列ではありますが、家から一番近い勝川営業所へ直行。
し・か・も・・・「1番(1本)だけ河童施工」を体験するおまけ付き。


3 世界初?1本だけ河童施工の効果は?

1本だけを試す方はいないと思いますが、1本だけでも多少の効果はあると思われます。
この時点で既にECUは悩んでいました。
エンジン始動時から、回転はあがったままになるわ、やたら加速はいいわ。
ひょっとしたら、エンジンカバー取って走った方が速いの?と思うくらい。


4 ディーラー系列店にて

到着後、メカへ取り次ぐよう、所長殿へ申告。
現れたメカに「プラグが外れないんじゃー」と説明。
おもむろにプラグレンチで回した系列店のメカは、一言
  「外れません」「外さない方がいいでしょう」

プラグはいつかは交換しなければいけないので、外れないのはおかしい・・・と質問すると、
  「そのときは、壊す覚悟で外して、壊れたら直しましょう」
  「治す方法は、再度のねじ切り、リコイルですから相当のお時間をいただきます」
とあっさり。
そういえば、去年の車検を受けているので、そのとき締めすぎでは?と質問すると
  「BMWは点検でプラグを外しません。車検でも外しません」
と答えたのです。
確か、、、車検制度だと、というか、点検簿には「良好!」とあったような。
そこで、「国の指定で外し点検しなくてはいけないのでは?」と聞くと
  「いや、BMWが指定しないので外さないのです」
  「BMWの点検メニューに従って、点検をしています」
との回答

国の定めたシステムを無視してまで、BMWはエライのか?
  国が定めたシステムでは足らないので、追加でこういう点検もしました。
という説明なら納得も行くのですが、BMWが定めたから、国の定めた点検項目はやらなくてもいいの?
完全に勘違いのメカニックです。
そんなアホメカニックとは話しもしたくないので、車検整備検査官を呼びだし。
そして先ほどと同じように、プラグの質問。
答えは
  「国が定めた点検項目は必ず実施し、更にBMW点検メニューをきちっとやる」
と普通のお答え。
そこで、この検査官殿に、先ほどのメカニックの回答を出し、「あんたの言ってることと現場は違っているぞ」と
聞くと、黙ってしまい、何も答えてはもらえませんでした。
結局、メカニックとしてレベルの低い
  何を聞いてもまともな答えの出ないメカニック
  自分の点検指示は完璧に現場へ浸透していると思っていた検査官

と話をしていてもプラグは外れませんので、「もう結構」と言って、勝川営業所を後に。

私は今後、勝川営業所へ車検を出しません。

とりあえず家の駐車場へ車を停め、ルウブさんへ報告。
ルウブさんも困った感じでありました。

5 ルウブさんからの助言

そして、なんとか自分の力で外そうと悪戦苦闘していたところ、再びルウブさんから電話。
   「機械部品には、温かいウチにしかはずせないものもある」
え?
クリアランスが熱膨張でなくなってしまって、外しにくいのでは?
しかし、現実にそういうモノもあるようです。
更には
   「浸透潤滑剤を吹きかけ、走り回って浸透させたあと、ショックで回す」
という方法もあるようです。
なるほど。


6 販売店である小牧店へ

それでもあきらめきれず、なんとか今日中に河童したかったので、小牧店へインパクトレンチを借りに・・・・
小牧店は、私がクレーマーなのを知っているので、いきなり工場長が対応。

かくかくしかじか・・・・プラグが・・・勝川店で・・・・・CRCとかでね・・・・・・外れるかしら?と状況を説明。
すると、奥から現れたメカニック君がグイっと回すと、
    は・・・・・外れた
な、なんで???

メカニック君曰く
    BMWの6発はシリンダーが傾いているので、軸をしっかり固定できるレンチで回すこと
    ナナメに回すと、力が分散されてしまい、外れるモノも外れない
    ソケットなどではなく、プラグレンチとして作られたもので、できればトルク管理の出来るモノ
    ディーラーでは、トルクレンチ一体型プラグレンチがあるので、コレで回すのは常識
    プラグのネジは、錆やオイルの汚れ、燃料の付着などがあり固着しやすい
    なので、完全に暖めて、もうネジが触れないぐらいの温度で一気に外すこと
    冷えると、同時に折角溶けた固着物も再度固まるので、余計に外れなくなるので注意

とのこと。
なるほど、納得。
メカニックたるもの、素人にはこれぐらい能書きたれてくれないと困ります。
そういえば勝川では、3/8ソケットで外していたっけ。
てことは、そのメカニックって・・・BMW推奨の工具すら使えないの?

7 おまけでついてきたモノ

このメカニック殿、カバーがないことをいいことに、色々点検もやってくれ、その結果
     ブローバイのリターンホースが破れています
とのこと。
なんだ、大気解放じゃんwと思っていたら、
     できるだけ早期に替えるのが望ましい
との回答
そりゃぁ、確かに、環境には悪いですし、オイルが変なところへ付着したら困りますしね。
ええ、替えましたとも。
メカニック君曰く
      カバー外れていたので、工賃は最小単位でいいです
とのこと。
流石事情を良く知る販売店でございます。
工賃、部品代込みで5000円ジャストでございました。


8 なんで1番は外れたのか

思うに、破れていたリターンホースは1番に帰っていたからではないかと。
2〜6番は、リターンのブローバイをおもいっきりかぶっていたので、それらがネジ部分の隙間に入り込み、
固着の原因となっていたようです。
しかも、中途半端ではなく、「怒りにまかせた走行」で車、ドライバー共に「チンチン」でしたから、固着していた
物質が溶けていたのかも・・・・です。
実際、外した2〜6番はネジ部が茶色〜黒色で、まさにブロバイの汚れでした。



そんなこんなで、河童を塗った画像はありません。
とにかく、日没との戦いでしたから_| ̄|○