アドヴォックスの悲劇

無事組上がり、テスト走行としてタイヤ館のメカニックさんが交代でドライ
ブしましたが、みんな沈んだ顔です。
なにかあったのかしらん？？？？と思って聞くと・・・・

こんなハズじゃなかった（爆）

なんやねん？
で、自分も乗ってみました。

フワフワ・グニュグニュ・・・・酔いそう(-_-;)
まるで、イカリのない船が波に揺られて・・・・
そう、「抜けたショック状態」

な感じです。
で、緊急的に「極限までシャコタン状態」にして揺れを収め、その日は
帰りました・・・が、サスが慣れるにしたがって柔らかさは更に大きく・・

で、トムスへ相談だぁー！！

店長が相当掛け合うも、「全く原因不明」との回答。
一度検査をするとのことで、トムスの研究所行きとなりました。

で、結果が出ました・・・・異常ナシ(-_-;)

どうも、
「トムスの狙った減衰特性が僕のイメージした減衰特性とは全く違った
　方向性だった」
ようです。
この点は、タイヤ館の店長もガックリ。
セルシオやアリストなんかでは、「スポーツ」な足回りだそうです。
店長もそれを求めて、僕の要求に応えることが出来ると信じていたようで
す。
しかし、トムスが開発時にやったマーケティングでは
・ハリアーはラグジュアリーカーである
・スポーツ性を求める顧客は「全くない」と思われる
・購買層も相当な年齢層であるので、乗り心地優先とする
との結果だったそうで、ハリアーでローダウンしたりするのは
「ごく限られたちょっとハズれた人達」
「ハリアーで１８インチ以上のインチアップなんて
　やらんでしょ？」
という開発意図だったそうです。
・・・・つまり、私を含めてインチアップ派は結構いるんですが、トムス
からすればそれは・・・

「普通じゃない、ちょっとオカシイ感覚の人たち」
「そんな人向けに、取り付け部や横剛性の低いスト
　ラットでアドヴォックスなんかできるわけ無い」
「ストラットでアドヴォックス的な乗り心地と
　スポーツ性の両立は絶対に不可。」

ということらしいです。
まぁ、確かにそうなんですが・・・両方ともある程度妥協すれば・・・
と思うのですが、アドヴォックスでそれはやりたくないようです。
こちらの意向やタイヤ・ホイールの種類を伝えましたが、ハリアーで
インチアップしたりするのは「取り付け剛性の低さ」からおすすめは
できない・・とのこと。

結局、トムスが僕の意向に沿った仕様でアドヴォックスの減衰やらバネ
定数やらをセッティングして戻します・・とのことですが、本日現在では
まだ出荷の連絡すらないままに４ヶ月が過ぎようとしています。
（８月中旬現在）

トムスの対応の悪さも気になりますが、今回はブランドイメージを信用
した僕がアホですね。(^_^;)
トムスは「スポーツ」なイメージがありますが、ことハリアー用のサス
に関して言えば

アドヴォックスは買わない方が吉。
カーブでロールを楽しむなら買い。
特に、ＴＲＤやビル足な人は絶対に購入不可！
間違いなくドブに３０万円を捨てます。

とだけ書いておきます。
現在は、工場の都合もあってＦＦ用しかないようですが、相当数出ている
とのことです。
買った人、満足してんのかなぁ？

エナペにしておきゃよかったｗｗ